オリンピックでトライアスロンは新しい

トライアスロン

オリンピックの競技には、陸上の100m走のように、勝負がつくまでの時間が極めて短いものもあれば、マラソンのようにかなり長い時間競い続けるものもあります。その後者のタイプの競技の代表的なものの一つがトライアスロンです。

トライアスロンがオリンピックの競技として正式に採用されたのは、2000年のシドニーオリンピックが最初なので、オリンピックの中の歴史の中では新しい方ですし、また競技自体が初めて開催されたのも1974年と、一つのスポーツとしても比較的新しいものと言えます。トライアスロンは、数字の3を意味するギリシャ語と競技を意味する英語を合成して作られた名称で、その名前の通り三種類の競技を一つのレースの中で連続して実施します。

その三種類の競技を順番通りに挙げると、水泳(スイム)、自転車ロードレース(バイク)、長距離走(ラン)となっています。オリンピックで行われるレース距離は通常よりも短いショート・ディスタンスと呼ばれるもので、スイムが1.5km、バイクが40km、ランが10kmです。