日本のスポーツ界ではオリンピック選手でもバイト
日本のスポーツ界は野球・サッカーという二大競技があり、それ以外は中規模、あるいはマイナー競技といった構図になっています。そんな中、野球やサッカーの世界では協会側が相当な資金力を持っているため、五輪出場レベルの選手がバイトに励むような事にはなりません。
また、人気中規模の競技の中でも、バレーボールの代表の試合だけはサッカー・野球並みの注目度を誇るため、代表チームの選手達は好待遇を受けています。
一方、マイナー競技の選手たちは関連する協会にあまりお金がない事や練習場確保、移動費等に莫大なコストがかかる事に苦しんでいる事で知られます。例えば、フィギュアスケートの場合、個人練習でリンクを貸切るコストの高さなどにより、年間2000万円の活動資金がいる事を村主章枝がTVで告白して世間に衝撃を与えました。そんなフィギュアの世界では一部トップ選手を除いて大半がバイトをしながら生活をしており、荒川静香や村主章枝などのトップ選手も若い頃にバイト歴がある事が判明しています。
その他、例えばサッカーの世界ではビジネス規模が大きいため、チームから貰う年俸より契約しているスポーツメーカーやCM出演料などの額のほうが多い例はザラです。一方、マイナー競技の世界では個人スポンサーから巨額のお金が貰える環境がない限り、特に個人種目の選手はプロでもオフシーズン等にバイトをしなければならない状況があります。