格闘技テコンドー
オリンピックは4年に1回だけ開かれるという、スポーツ選手にとっても、またスポーツ観戦が好きな人たちにとっても、特別な感慨を覚えるイベントです。
そんなオリンピックでは数多くの個人競技が行われるのですが、それらの中でも正式種目になったのが比較的新しいものの一つが、2000年のシドニーオリンピックで初めて正式種目として実施された、韓国の国技であるテコンドーです。
このテコンドーは、オリンピックでは男女がそれぞれ4階級ずつ、合わせて8階級に分けて試合が行われます。試合時間は2分間で、1分間のインターバルを挟んで3ラウンドを戦い、ノックアウト勝ちか反則による失格負けで決まらなければ、ボディへのパンチと腰から上へのキックで得られる得点の合計で勝敗が決まります。
競技としてのテコンドーが誕生したのは韓国で、日本の空手が元になってできたとされていますが、空手と比較すると蹴り技の種類が豊富だという違いがあります。そういったことから、試合においても、華麗な足技をヒットさせると得点が高くなる傾向があります。