アーチェリー

アーチェリー

アーチェリーは、弓矢を使って離れた場所にある的を狙い射ち、矢が刺さった場所の得点の合計を競う競技です。オリンピックでは、的(ターゲット・フェイス)の大きさは122cm、的までの距離は70mと決まっており、得点は中心から外側まで10点~1点の10段階、外した場合は0点です。

また、使用する弓はリカーブボウという種類の弓が使われます。オリンピックではアーチェリーは個人競技・団体競技の2種類ありますが、どちらの場合もまずは予選(ランキング・ラウンド)に出場する必要があります。ここで対戦相手や矢を射る順番・位置が決まります。個人競技の場合、矢数は72射で720点満点、上位64名が決勝に進出します。同点の場合は10点を取った数で、それが同じ場合はインナー10(的の中心にある10点の中のさらに小さい円)に当たった数で、それも同じ場合はコイントスで順位を決めます。

オリンピック本選では、1対1の勝ち抜きトーナメント戦となります。勝負は1セット3射(制限時間20秒で交互に射る)の5セット勝負で、1セットごとに勝者に2ポイント、同点の場合は両社にポイントが与えられ、先に6ポイント取った選手の勝ちです。5セットが終わって5対5の場合は、両者が1射だけ射る「シュートオフ」を行い、より中心に近い場所に当てた選手が勝者となります。